研究報告

机上作業の重心・重量の計測に基づく自信度の経時的変化の推定手法

Abstract

机上作業中の自信は,作業効率や成果に影響を与える重要な心理的要因であるが,主観評価に依存した測定には限界がある.先行研究において我々は,四隅にロードセルを配置した机上パネル型デバイスを提案しており,机上作業中に生じる重心および重量の変化を測定することで,作業に対する自信の有無の推定に利用できる可能性を示した.本研究では,机上パネル型デバイスで取得できる重心・重量データから,タスク中に経時的に変化する自信の程度(自信度)を推定できるかを検討する.実験の結果,特にプログラミング課題を対象とした場合に,重心・重量の特徴量を使用した推定では,キーロガーから取得できる打鍵特徴量を利用した推定と比較して,成果物に対する主観的な自信度と推定される自信度の間の相関が有意に高い結果を示した.この結果から,机上作業における重心・重量変化は,キー入力情報のみを用いた場合と比べ,自信度の経時的な変化の推定に有効であることが示唆された.

Artifacts

Information

Date of presentation

2026/01/27

Location

別府商工会議所

Citation

丹羽涼太, 尾崎亮太, 大津耕陽, 長谷川卓己, 大島崇, 伊藤雄一. 机上作業の重心・重量の計測に基づく自信度の経時的変化の推定手法.